
花粉症対策としては、薬物療法と免疫療法(減感作療法)があります。これに抗IgE抗体製剤による治療が加わりました。
薬物療法
薬物療法は抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、鼻噴霧用ステロイド薬、点眼用抗ヒスタミン薬といった薬物を使用して症状を抑える従来より広く行われている対症療法です。
免疫療法
免疫療法はアレルギーの原因物質(アレルゲン)を少ない量から徐々に増やし、アレルゲンに反応する体質自体を変えていこうという考え方で、体質を変えていくため治療期間は長くなりますが根治療法として期待されています。スギ花粉症とダニアレルギーに対して舌下免疫療法を行なっています。
スギ花粉症の場合花粉の飛散時に免疫療法を開始すると副作用が強く出ることがあるため飛散の終息する6月以降に開始します。舌下免疫療法について下記のリンクをご参照ください。
抗IgE抗体薬
一日中くしゃみ・鼻水・鼻閉の症状がある、これまでの治療法で効果の見られない重症花粉症または最重症花粉症の場合、2019年12月に季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)に対して承認された抗IgE抗体薬の皮下注射による治療(保険診療)が可能になりました。
事前の検査等あります、詳しくはクリニックまでお問い合わせください。
抗IgE抗体薬について日本医大教授の大久保医師監修による解説ページがあります、下記のリンクをご参照ください。
耳鼻咽喉科診察の様子